【過去問】生駒市立大瀬中学校 2022年1学期中間テスト分析（中3社会）

こんにちは！
まちかど塾　生駒さつき台校による定期テスト分析のページです！

たくさんお通いいただいております大瀬中学校の皆さんに、
定期テストでばっちり点数を取ってもらえるよう、
まちかど塾のスタッフは日夜研究を重ねています！

今回は2022年の中学3年生が受けた１学期中間テストの社会について、その分析の一部を紹介します！
ぜひ参考にしてみてください！

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この記事を読むと・・・
・生駒市立大瀬中学校の定期テストがどんなものかイメージがつく！
・この前自分が受けたテストがどうだったか分かる！
・点数を取るための効率の良い社会の勉強法が分かる！

問題構成

具体的な問題を見ていく前に、まずは全体の大問構成を見てみましょう。
今回の中間テストは8つの大問からなるセットでした。

大問1 自由民権運動・大日本帝国憲法（7問）
大問2 条約改正（4問）
大問3 日清戦争（6問）
大問4 日英同盟・日露戦争（6問）
大問5 近代産業の発展（2問）
大問6 第1次世界大戦（11問）
大問7 大正時代の人物（4問）
大問8 明治時代・大正時代の文化（5問）

単元としては、明治時代から大正時代にかけて、
日本も世界も大きく動いた時代が今回のテスト範囲でした。
歴史分野の中でも覚える事項が多く、
複雑な話も出てくるのでなかなか勉強が大変だったことかと思います。

全体的には、歴史事象や人物名をそのまま記載させるものが多く、
選択式の問題についても
「正しいものをすべて選んで記号で答えなさい」
など、難しい設定が目立ちました。
また、写真やグラフなどの史料・資料もたくさん盛り込まれ、
総合的な力が問われる内容となっていました。
このテストで高得点を取ることそのものが入試で問われる得点力に
そのまま直結していると言っても過言ではありません。

では、それぞれの大問を細かく見ていきましょう！

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大問1 自由民権運動・大日本帝国憲法（7問）

大問1は19世紀後半の日本について、
自由民権運動への動き、
次いで大日本敵国憲法の発布から第一回帝国議会開催までの流れを問うものでした。

よくある穴埋め問題や、憲法発布日の年月日を答えさせる問題に始まり、
大日本帝国憲法の条文や教育勅語の原文が登場したりなど、
様々な切り口からの問いかけが見られました。
原文については、例えば「教育勅語」という用語は知っていても
その原文を見て「それだ！」と思えるかどうかは
また別の問題です。
近現代だと、このように原文がそのまま教科書・資料集に載せられていることも多いです。
しっかりマークしておきたいところですね。

細かい数字や紛らわしい用語の区別が必要な問題もあり、
いきなり難易度の高い大問でした。

大問2 条約改正（4問）

大問2は条約改正に関する日本の動きについての問題でした。
まず問題文があり、そこに下線が施されて、
それに関する問題に答えていくというものでした。

文章の中に引かれた下線のうち7ヶ所については、
その正誤を問うものであり、
出来事や人物について正確な理解・暗記が問われました。
また、語句を答える問題については、
漢字指定のものもあり、あやふやに覚えていると失点につながるところでもありました。

大問3 日清戦争（6問）

続いて大問3では日清戦争に関わる問題でした。
これも、形式としては問題リード文中の下線部や空欄について
問題が設定され、それについて答えていくものでした。

小問については、基本的事項のほか、盲点を突くような出題も見られました。
例えば、日清戦争の講和条約は「下関条約」であり、
これ自体は多くの人が覚えており、リード文に「（　A　）条約」とあれば
ついつい「下関」と答えてしまいがちです。
しかし、問題文は「空欄Aの都市は、どこの県にある都市ですか」
となっているのでそれは誤りになります。
また、落ち着いて問題文を読めたとしても、
下関市が山口県にあることを知らなくて失点した人も多かったことでしょう。
良いところを突いてきますね。

また、この下関条約についても条文の原文が問題の題材となっています。
要点を覚えていれば解ける部分ではありますが、
原文そのものを見ておくとより慌てずに解けるかなというところです。

大問4 日英同盟・日露戦争（6問）

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大問4は20世紀初頭、日英同盟から日露戦争につながる部分についての問題でした。
リード文中にある空欄を埋める問題の他、
記述問題（日比谷焼き討ち事件が起こった理由）もありました。
また、大問3にもありましたが、文章が4つ並んでいて、
「その中で正しいものを全て選んで答えなさい」
という問題もありました。
完答するのに必要な知識が多く、また正しい文の個数も分からないので
実力が試される問題となっていました。

空欄関係については、これもまた大問3同様、
空欄に入る語がそのまま答えにはならない問題が見られました。
ここでも講和条約シリーズで、
ポーツマス条約が「どこの国で」結ばれたものかを答えさせる問題がありました。
かなり正解率が低い小問になったのではないでしょうか。

まちかど塾の定期テスト対策では、このように生駒市立大瀬中学校の問題を研究した成果を活かしています。
中間テスト・期末テストでできるだけ点数をとって、内申点・実力を高め、
行きたい高校に合格できるよう勉強を進めていきましょう！

大問5 日本の近代産業の発展（2問）

大問5は日本の近代産業について問題が出題されました。
生糸の生産と貿易量に関するグラフを考察させる問題は、
穴埋めながら数値を答えさせる箇所もあり
なかなか骨のある問題でした。

また、この大問でも条文から法律を答えさせる問題が出題されました。
用語だけでなく、それがどんな内容のものなのか
原文が載っていればそれも詳しく見ておく姿勢が問われます。

大問6 第一次世界大戦（11問）

続いて大問6は、第一次世界大戦についての問題でした。
プリント見開き丸々問題が続く、
ボリュームある大問でした。

内容としては、お馴染みの三国同盟・三国協商の国際関係図から、
各国の動員戦力表と大掛かりな資料を使った問題に始まり、
「すべて選んで」問題が5つも登場する
骨のある小問群でした。

また、定番内容ではありますが記述問題（日本が参戦した理由）もありました。
総じて、下手な入試問題よりも分厚い大問だったと言えます。

大問7 大正時代の人物（4問）

プリント最後の1枚、大問7は大正時代を生きた人物についての問題でした。
ある人物が一人称で語った内容を読み解き、それが誰かを当てる問題から始まり、
周辺事項について小問が続いていくという内容でした。
問われているのは人物ですが、写真等はなく、文章情報から考えないといけない難しさがあります。

大問8 明治・大正時代の文化（5問）

最後の大問8は明治時代・大正時代の文化に関する問題でした。
絵画が4枚並べられ、その作者を問うものから始まり、
同時代の文学作品や、
自然科学の発展に寄与した人物名を答える小問が続きました。

絵画については「明治時代に描かれたものはどれですか」と時代区分を問うものもあり、
単純に作者名を覚えているだけでは答えることができない問題もありました。

大瀬中学 1学期中間テスト中3社会まとめ

大瀬中学校のテストは難しいものが多いとよく聞きますが、
この回の社会もまさにそうでした。
このテストで高得点を目指すことが、
そのまま入試での実力アップにつながるところが大きいです。

対策をまとめると以下のようになります。

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勉強というと、ひたすら用語の暗記をイメージする人がいますが、
それだと問題に答えられない場合も多いです。
今回分析したように、大瀬中学校の社会は、史料・資料がたくさん盛り込まれます。
教科書や資料集に出てくるものについてはしっかり目を通しておきたいところです。